過敏性腸炎とは?
過敏性腸炎とは自律神経の乱れや精神的ストレスで腸が過敏な状態になってしまい、便秘になったり下痢になったりなどの便通異常を起こしてしまう状態を言います。
特に下記のようなタイプに分類されます。過敏性腸炎について書いているネットのページによって分類パターンが3種だけのタイプだけ書いたものもあるようです。
下痢型
・激しい下痢の症状が出ている
・急に激しい腹痛に見舞われることが多い
・不安や緊張を抱えているタイミングで起こりやすい
便秘型
・腹痛や腹部の不快感が慢性的にある。
・うさぎがするようなコロコロとした便が出やすい
・排便する時に腹部が苦しくなる
ガス型
・ガスがお腹に溜まりやすく不快感があります。
・出るガスの匂いが強くなります。
・ガスに伴い、下痢の症状も含まれるようです。
分類不能型
・下痢と腹痛を交互に繰り返します。「交代制便通異常」と呼ばれたりもします。
常にお腹にガスが溜まっているような感覚が主な症状になる状態です。
病院で診断を受けよう!(筆者のケース)
僕の場合で病院から処方された薬を紹介しておきます。
ストレスの影響が大きいと見られる病気で、実際に病院で検査しても身体に悪い部分は見受けられないこともあります。逆に大きな病気が発見されるというケースもあるので、とりあえず病院には行ってみてインフォームドコンセント(医者の方の説明を聞いた上で患者が納得できたかどうかの同意)が得られないなあと思う場合は、病院を変えてみるのもいいかなと思います。僕の場合は、あまり良いアドバイスが得られず薬だけ渡されるだけでしたので、病院を変えてみたりもしてみました。主治医を変えるというのは抵抗があるかもしれませんが、いろいろな意見を聞くことができるので、僕はありだと思っています。
病院で薬を処方してもらう主な過敏性腸炎の薬
コロネル
消化管にある食べたものの流れを調節し、下痢を抑えたり、便秘を解消する効果のあるお薬です。
僕は過敏性腸炎になった時、この薬を処方されました。
やや大きめの薬なので、時々僕は気持ち悪くなることがありました。
そう言った際は、かかりつけの先生に相談をしてみたら良いかなと思います。
酸化マグネシウム
便秘を改善するために処方されるお薬です!
腸管内で便の水分量を増やして、柔らかくし排便を促す作用の薬です。
お腹が痛くなりにくい、クセになりにくいなどの特徴があるので、初心者向けな便秘薬と言っていいと思います。酸化マグネシウムを服用してそれでもダメならより刺激の強い薬で試してみましょうというのが王道なようです。
僕は便秘型過敏性腸炎だったのでこのような薬が主に処方されました!
逆に前知識は持っておいて詳しくはかかりつけの先生に聞いてみるのも良いですね!
生活を見直してみよう!!
記録をつけてみよう!!
過敏性腸炎になってしまったらまずは体調や食事に関する日記・レポートを書いてみましょう!!
僕も最初は日記を書くのはめんどくさいなって思っていました。
しかし、少しでもいいので書いてみてください。日々の自分はどんな食生活なのか、体重や体調の変化はどうか気づいたことでも構わないので書き留めておくと、昨日と一昨日はこう過ごしたので、今日はこんな症状が出ているからここに気をつけてみようという振り返りができます。
メモに僕が健康観察日記を書いた項目を記しておいたので参考にご覧ください。
天気:晴れ
体重:50キロ
起床:7時
お腹の状況:ちょっと便秘ぎみ
朝ごはん
昼ごはん
夕ごはん
間食
で食べたもの
(僕は食べた内容を全部記載するのはめんどくさいので写真を撮ってました)
いかがでしょうか?
目標はとりあえず一週間くらいは続けることなので、もっと簡素でもかまわないし、他に記録を付け足してもいいと思います。
病院にかかる時に、最近はどうでした?なんて先生に質問された時に困らずにも済むのでオススメです!
食事や摂るもの、タイミングに気をつかってみよう!
FOD MAP法
日々、生活の中でヨーグルトを摂っているのに、過敏性腸炎が改善されないなんてことはありませんか?もしかしたらそれは食べ物が問題になっているのかもしれません。
そこでFODMAP法が役に立つのです。
FODMAPとは、
F…発酵性の
O…オリゴ糖の(小麦、たまねぎ、納豆、キムチなど)
D…二糖類の(乳糖、牛乳、ヨーグルトなど)
M…単糖類の(果物、はちみつなど)
A and
P…ポリオール(ソルビトール、マッシュルーム、キシリトールなど)
をまとめた造語で上記5分野をまとめた食品群のことを指します。
これだけだと、何が何だかという感じだと思うので下記に食品ごとに過敏性腸炎の場合、摂っても大丈夫な食品と、避けた方が良い食品をまとめた表があります。
高FODMAPは避けた方が良い食品群で、低FODMAPは摂っても大丈夫な食品群になります。
❌高FOD MAP | ⭕️低FOD MAP | |
主食 | パスタ、うどん、ラーメンなどの小麦粉類、とうもろこし | お米、そば、玄米 |
野菜 | アスパラガス、たまねぎ、にんにく、にら、長ねぎ、さやえんどう、グリンピース | トマト、かぼちゃ、だいこん、なす、にんじん、白菜、ほうれんそう、もやし、赤パプリカ、じゃがいも |
果物 | 柿、すいか、桃、さくらんぼ、レーズン、りんご、なし、アボカド | いちご、ぶどう、キウイフルーツ、オレンジ、レモン、バナナ |
乳製品・豆類 | 牛乳、ヨーグルト、生クリーム、プロセスチーズ、クリームチーズ、豆乳 | カマンベールチーズ、チェダーチーズ、モツァレラチーズ、木綿豆腐、納豆 |
肉・魚・卵 | ソーセージ | 牛肉、豚肉、鶏肉、魚、卵 |
その他 | ミルクチョコレート ナッツ、あんこ、プリン、アーモンド(20粒以上) | ココア、アーモンド、コーヒー |
いかがでしょうか?
なかなかこの通りに食べ分けると食べるものがなかったりすごく大変かなと思います。
ですが、過敏性腸炎の原因が食べ物になっている場合は、一時的にでも避けると回復を望める場合があるのでぜひ試してみてください。
僕の場合だと、ヨーグルトを毎日食べていたのですが、どうにもお腹の具合が良くならないので思い切ってやめてみました。パンやパスタもなるべく避け、その代わりにバナナや納豆を食べるようにしたのです。そしたら意外にも、パンパンだったお腹がすっきりし始めました。
必ずしも食べ物が原因というわけではありませんが、少しでも気にして食生活を変えてみると、過敏性腸炎の悩みが少し報われるかもしれません。
ハーブティーを飲んでみよう!
ハーブティーも過敏性腸炎に効果があります。
僕の場合は便秘型だったので、ミントとカモミールのハーブティーを飲んでみました。
ミントは腸の動きを活性化させる作用が期待できるので、便秘型の方はおすすめです。
そしてカモミールティーは、精神的にリラックスさせる効果が期待できるので主に夜寝る前などに飲んでいました。
便秘型の場合は、日中はミントティー、夜はカモミールティーがおすすめです。
一方で、下痢型の場合でメンタル面からの影響が強い方はカモミールティーを飲むことをおすすめします。
朝のコップ一杯のお水も大事!
朝、起きた時に、食事する前にコップ一杯の水を摂取してみるのも大事です。
特に便秘タイプ、ガスタイプの方なんかは腸を刺激しやすいので有効かなと思います。
僕もこの手のタイプだったので、水は結構、おすすめです。
他にも過敏性腸炎は、自律神経の乱れが原因となっていることもあるようです。
そこで朝起きた時のコップ一杯の水で寝ている間に有利になっていた副交感神経がを交感神経の方へ傾ける効果があるので特におすすめです。
一番は朝起きた時って一番、水分が足りていない時なのでそもそも身体にはイイことづくめかなと思いますね!
ストレッチ・運動を取り入れてみよう!
3つ目には運動を取り入れてみることをオススメします。
最初にオススメするのは、走ることです。僕はすごくお腹が張って辛かったので、特にひどかった時期は毎日必ず外に出て走るように心がけていました。走って足腰を動かすことで腸を刺激することで便秘やガス溜まりを緩和する効果があります。
できれば両手も振ってとりあえず全身を使って走るとストレス発散にもなるし、ストレスの緩和は腸にもいい効果がありますので二倍美味しいですね。
また僕はヨガにも効果を求めてストレッチもやってみました。
気分が楽になり、自律神経失調症にも効果があるかなと思うのでぜひ眠れない方もおすすめの動画を一本紹介しておきます。
特に男性の女性メインの募集が目立つヨガ教室に通いづらいなあと思っていたり、わざわざ高いお金を出して教室に行くのもなあと悩んでところ、この動画を見つけました。
丁寧に説明してくれるので僕はかなり助かってます。
過敏性腸炎が少しでもラクになればいいですね!
いろいろと僕が試したことや病院の処方などを書き記してみましたが何か生活に取り入れられそうなものは見つかったでしょうか?
この記事を読んで過敏性腸炎で悩む方の気持ちが少しでも軽くなってもらえたら嬉しいです。
過敏性腸炎はそれぞれの体質や特徴に合わせて対処していかないとなかなか治ってはいかないものなので難しいですが、頑張りましょう!!
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